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DATE: CATEGORY:高齢化社会
07・05・09

「運の良い人、悪い人」

バーのカウンターで、落ち込んだサラリーマンが、黙って自分のグラスを見ている。

その側に太った中年の男がブロンド女性を連れてやって来て言った。

“おれは最高に付いているのだ、馬券は当たるし、株も大幅上昇、その上、昇進が決まった。それに、この可愛い子ちゃんとデート出来るなんてな!”

男はサラリーマンの肩を叩いて訊く。

“どうして、そんなしょぼくれた顔をしているのかね?”

それから、男はサラーリーまんのグラスの酒を飲みほす。

サラリーマンは、“それは僕のですよ”と言って泣き出す。

男は、“泣くなよ、悪かった、おい、この男に最高の酒を注いでくれ”とバーテンダーに言う。 バーテンは言われた通りにサラリーマンに酒を注ぐ。

サラリーマン: “済みません、今日は最悪の日だったのです”

男: “君、誰にもついていない日があるさ、話してみなよ”

サラーリーマン: “昨夜、招待で遅くなって、今朝寝過ごしてしまったのです”

サラーリーマンの回想、社長に怒鳴られている。

社長: “役立たず目、首だ、とっとと出て行け”

サラリーマンの回想: “家に帰ろうとすると、私の車が盗まれていました。 仕方なくタクシーを拾ったら、財布を忘れていて、怒鳴られて放り出されました。 やっと家に戻ったら、寝室で妻が浮気の最中を目撃しました”

サリーマンは更に言いました。

“それでこの店に来て、楽しんでる人達の中で、毒を飲んで死のうとしたのです”

肥った男は、“え?”と言いました。

サラリーマンは又泣き出して言いました。

“それなのに、あなたが飲んでしまったので、僕は死ぬ事も出来ません。 ああ、何て私は不幸せなのだろう!”

肥った男は、胸を抑えて、顔色が悪くなり、絶命しました。

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